自作ギター 参号機 黒柿エレキング その7 ネック成形と弦裏通し穴開け

ギター製作

この記事の製作・改造・作業内容

ネック作成ボディ作成

ネック成形開始


指板接着及びバインディング接着してから次の週末。
土日はまたもや台風22号が襲来予定ですが、たまたま有休を取得していた金曜日はまだ晴れているので今のうちに進めたいと思います。
ネックの幅を指板のサイズに合わせていくんですが、トリマーを指板上で走らせるために、バインディング貼りとポジション・インレイ埋めをしたまんまの指板を平面にしなければなりません。

#150の空研ぎペーパーでサンディングしました。

で、トリマーにコロ付きビットを装着し、指板をガイドにネックの不要な部分をカット。

ついでに指板にアールを付けます。
今回の目玉パーツ SCHALLERのローラー・ブリッジのサドル部のアールが14インチなので14インチのサンディング・ブロックを使用します。

空研ぎペーパー#150→#240→#400→#1000という具合に進めました。
ヘッド側から見たところ。

こちらは指板エンド側から。

垂直にできるか? 弦裏通し穴開け

SCHALLERのローラー・ブリッジを角度のついていないスルーネックで使用するにあたって、ブリッジを落とし込む加工を施したこのエレキング。
そのブリッジ落とし込みによってサドルに適当なテンションを加えるためテールピースは使用せず、弦を裏通しにします。
テールピースの高さが無い分、角度が稼げてサドルにテンションを加えることができます。多分。

弦を裏通しするとなると、ボディを垂直に貫通する穴を6個開ける必要があります。
いつものハンドドリルだけでは正確な垂直穴開けが不可能なので、ドリルスタンドを購入しました。
ドリルを支える2本の軸に若干の遊びがあるので、最初の位置決め時に多少の傾きは出てしまいます。
はじめてのドリルスタンドなので心配しておりましたが、大丈夫でしょうか?

まずボディ・トップ側から、1弦と6弦の穴を直径3.2mmのビットで貫通させます。

そしてボディ・バックに空いた2つの穴を直線で結び、その間に均等に4つの印を付けました。
間隔は約11mmです。

印を付けた所にボディ・バックから1.5mmのビットで深さはボディ厚の半分くらいまで掘ります。
で、ここには弦のボールエンドを止めるブッシュを埋めるので、直径8mmのビットでブッシュのサイズに合わせた直径8mm深さ8mmの穴を開けます。

ブッシュの穴がほぼほぼ均等に開けれました。

接写すると角度が付いて判りにくいですが、貫通穴もブッシュ穴のほぼ中心に空きました。

続いてボディ・トップから予め付けていた印のところに3.2mmのビットで貫通させます。
ボディ・トップ側も小さいブッシュを埋め込むので直径4mmのビットで7mmくらいの深さの穴を開けます。

ボディ・トップにもブッシュの穴が開けれました。

はじめてのドリルスタンドでしたが、素人のギター製作レベルでは問題無い精度が出せます。
ストッパーで掘る深さも設定できるので非常に便利です。
もっと早く買っとけば良かったです。

バックパネル作り


土日は台風が来たので家の中でやれることをします。
フレット打ちはもう少しネックのシェイプを追い込んでからにしたいので、ついつい後回しにしがちなバックパネルの製作をします。
ボディに適当に開けた穴のサイズ+αで2mm厚の塩ビをカットします。

カットした断面をペーパーで均して完成。

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