変形イーグル その9 ボディトップのアーチとフレット打ち

ギター製作

この記事の製作・改造・作業内容

フレット打ちボディ作成

ボディトップのアーチ


フレイム・メイプルのトップ板にアーチ加工をやっていきます。
まずホンジュラス・マホガニーとの接着面から6mmの位置をシャーペンで罫書き、さらにトップには適当な目安の等高線を書いておきます。

私のギター製作に欠かせない頼もしい相棒=ノコヤスリでガシガシ削っていきます。


おっかなびっくりで手加減しながらやってます。
が、単純に平坦な傾斜を付けるだけならノコヤスリでもあっと言う間にできます。


問題は立体的なアーチ。
細いツノの部分なんかはどうしたらいいんでしょうか?

フレット打ち込み


ボディに煮詰まったところで、気分転換。
フレット打ちに備えてエボニー指板を#800までサンディングしました。
19Fと21Fのインレイが一部無くなりかけています。インレイの埋め込みが浅すぎたようです。
自分用なので、気にせずこのまま進めます。

どんどんギターらしくなってきました。


それでは室内に移動してフレットを打ち込んでいきます。
使用するフレットはお気に入りのJESCAR FW57110 EVOです。通常のニッケル入りよりも若干硬くて作業しにくいですが、出来上がるとツルツルした感触でチョーキングやビブラートがしやすくなります。色はゴールドでゴージャスな感じです。
EVOのFW57110は国内では入手しにくいです。その為、今回もebayで予め16インチのアールを付けてもらったヤツをゲットしました。


金槌で打ち込んでいきます。
カンカンカンカン、かなりの騒音です。

今回は指板にバインディングが無く、フレット両端のタング処理作業が不要なのでサクサク進行しました。
30~40分で打ち込み終了。バインディングありだと2~3倍の時間がかかります。

専用のフレットカッター(クイキリ)で余分なフレットをカット。


フレット溝の隙間はエボニー粉をタイトボンドに混ぜ込んだヤツで埋めておきます。


ついでにサイドポジション用の穴を1.5mmのドリルビットで開けておきます。深さはセコく2mm未満を目標に。

で、そこに1.5mmの白プラ棒をセメダインを塗ってねじ込みます。

再びトップのアーチ


フレットは両側エッジを軽くサンディングしたくらいで、すり合わせはまだやっておりません。
とりあえずマスキングテープで指板は保護しておいてボディの立体的アーチ加工を進めます。
が、空研ぎペーパー#60でゴシゴシするくらいでは埒があきません。


エッジの辺りをもうちょい平坦な感じにし、凹んだアーチにしたいんですが、工具が足りません。
アマゾンで四方反りカンナを発注しておきました。

この記事でやってる事

フレット打ちボディ作成

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