IBANEZ DESTROYER II EMGに換装してアクティブ化!

ギターのカスタマイズ

この記事の製作・改造・作業内容

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ピックアップをあれこれと付け替えて理想のサウンドを追及していたIBANEZ DESTROYER II 。
リアにダンカンのSH-5を装着し、ある程度満足していたんですが、ここにきてフロント・ピックアップに不満が出てきました。
そのきっかけはJACKSONのランディV。
こいつのピックアップはフロント/リアともにEMG 81なんですが、キメの細かい上品な歪みと特にフロントでのクリアで濁りの無いサウンドが気に入ってしまいました。
それと比べるとDESTROYERのフロントのギブソン刻印ナンバードPAF(1978年製レスポール・カスタムから持ってきたヤツ)の地味なサウンドが物足りなくなってきまして。

そんな中、EMGの81と85にその他付属品一式(専用ソケットのリード線、ポット、電池スナップ、ステレオのアウトプット・ジャック)付のセットをヤフオクで発見。
8300円くらいで落札できました。
同時期に別の出品者さんから81のピックアップ本体のみが別々に2個出品されており、それぞれが3500円くらいで落札(合計約7000円)されていたことを考えるとお得だと思います。最初はこっちも狙ってたんですが、ソケットを自作したりポットや電池スナップなどを個別に入手する手間や金額を考えると、結果的には成功でした。

さっそくDESTROYERのPAFとSH-5及びポット等をはずします。

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で、こちらのセットに換装します。ピックアップ本体にはソケットで接続しますがポットへはハンダ付けという、ちょっと前のタイプのようです。アナログ人間にはこれの方が解りやすいと思います。

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ボリューム用ポットが一つ足りないので、ランディVを1VOL化した時にはずした25K Aカーブのポットを流用しました。
なぜかフロントのみにした時に音が出なくて、あれやこれやとトグルスイッチを変えたり配線を変えたり試しましたが原因が分からず時間を浪費しましたが、最終的に問題無く音が出るようになりました。一体何だったんでしょうか。
9V電池はコントロール・キャビティに押し込みました。ザグリが必要最低限なのであまり隙間は無いですが、余分なワイヤリングが良いクッションとなって上手い具合に電池がホールドされております。早い話がテキトーです。

ピックアップのフロント/リアの組み合わせはザック・ワイルド風のフロント=85/リア=81では無く、フロント=81/リア=85にしています。
ランディVのフロントの81のサウンドが気に入っていたのと、出力の高い85の方がリアに合うだろうとの判断からです。

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このDESTROYERは1984年製のヴィンテージですが、精悍でモダンなルックスになりました。
黒いゴム付のレトロなコントロール・ノブは少々サビも出ていますが、そのまま使用しています。ブラスで削り出したのかずっしりと重く高級感があります。ポットのシャフトには一番小さい6角レンチを使って固定します。

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【フロント】
特に低音弦ハイ・ポジションでの軽やかに抜ける感じは狙い通り。
適度なコンプ感もあり、速弾き時のピッキングのバラつきが平準化されるのか、へたっぴな自分が弾いても上手く聴こえます。

【リア】
コードでの各弦の分離感、単音での伸びやかさなど、非常に良い感じです。
SH-5と比較すると、ピッキングハーモニクスが若干出しにくくなった気がします。今回は弦を初めてエリクサーにしてみたので、それが原因かもしれません。
ちなみにエリクサーはその表面コーティングのせいなのか、ちょっと指が汗ばむと特に巻弦で指が滑ってしまいました。横移動で滑る分には大歓迎ですが、巻弦のリフでプリングオフが絡むフレーズだと、指が上手い具合に弦に引っかかってくれなくてすっぽ抜けるというか、何か変な感じです。慣れが必要かもです。

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