松浦真也(吉本新喜劇)

ギタリスト列伝

新喜劇を盛り上げるテクニシャン 松浦真也

matsuura何気なくTVを観ていて「この人上手いなー」と思うのが、吉本新喜劇に所属する松浦真也。
2015年4月に放送されたアメトーク「ギター芸人」にも出演。
メインで取り上げられるフット後藤らの陰に隠れてはいたが、そのテクニックはギター芸人の中でもトップクラス。

普段は吉本新喜劇にて主人公(あるいはその関係者)が負う借金(300万円であることが多い)の取り立て業者として誰かとコンビで登場。
コンビ役が負債者に脅しを掛ける際の盛り上げ役として、別の負債者から借金のカタとして入手したという設定の持参ギター(GIBSONのアコギ)でBGMを演奏することを求められる。

曲のジャンルはスリリングなものからエキゾチックなメキシカン風など幅広く、効果音的にニュース番組のジングルやクイズ番組正解時の「ピンポーン」などを織り交ぜることで笑いを誘う。
純粋な演奏テクニックもさることながら、ピクスクラッチやハーモニクス、ヴィブラートなどを効果的に使用するアイディアも見逃せない。

アメトーク出演を機にブレイクして欲しかったが、普遍的なネタが無いと新喜劇以外では難しいのかもしれない。しかし、その才能は関西ローカルに止めておくには惜しいものがある。

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