大改造!レスポールにフロイドローズを乗っける その1

ギターのカスタマイズ

この記事でやってる事

レスポールにFLOYDROSEを乗っけてみよう!

レスポールのズ太いサウンドとサスティンにピッチの狂わないアーミングが加わったら・・・・
ギタリストの夢とも呼ぶべきこのテーマに、かつてはニール・ショーンが挑み、そして現代では本家ギブソンがデフォルトでFLOYDROSEを搭載したレスポール、アクセスをリリースしている。
アクセスに至ってはレスポール特有のネック仕込み角を無くしたり、リセス加工したりと、FLOYDROSE優先の仕様がなんとも微妙。
ということで、そんな夢に向かって自分でやってみることにしました。

世の中たくさんのギターをモディファイする記事やブログがあるにもかかわらず、レスポールにFLOYDROSE後付となると、ほとんど記事が見当たりません。
やっちゃいけない何か決定的な理由でもあるんでしょうか、非常に心配ですが。。。

ヤフオクで改造元となるレスポール、特にカスタム・タイプをチェックしておりましたが、グレコやバーニーなどの年代物は平気で数万円の値が付く状況。
そんな中2000年代初期生産のバーニーのカスタム・タイプを¥12,345で落札しました。
ペグの形状やクロームのパーツから察するに、例のミラー・ピックガードこそ無いものの、ジョン・サイクス モデルと思われます。
lp001
型番は多分RLC-45JSとかかな?おそらく中国生産の安モノです。

現状チェック

アウトプット・ジャックが何故か欠落してたので、適当なヤツを付けて鳴らしてみました。
すると、これが意外にもなかなかのサウンド。
ピックアップは純正でしょうか。特に型番等は記載されていません。リアとフロントではベース・プレートのデザインが若干違います。
また、非常に軽く感じたので重量を計ったところ、3.95kgでした。
手持ちのギブソン90年代製カスタムが4kgくらいなのであまり変わりません。
カタログ・スペックでは、一応メイプル・トップ、マホガニー・バックというマテリアル構成ですが、ギブソンのチーズ穴に対してこちらのバーニーは本物のマホガニーでは無くマホガニー系の安くてスカスカの素材由来の軽さなのかもしれません。
ピックアップのキャビティから見た限りでは、トップのメイプルは15mmくらいあります。
ちなみにいわゆるロング・テノンでは無いようですねー。でもサスティンは十二分にありました。
lp003

指板のアールは400だそうで、コンパウンド・ラディアスの本家よりもフラットな印象ですが、すぐに慣れると非常に弾きやすいです。
材は残念ながら茶色いローズ・ウッド。漆黒のエボニーなら色、プレイアビリティともに最高なんですが、しょうがないですね。

既存アンカー抜き~FLOYD用アンカー穴開け

それではいよいよ改造スタート!
ますは、テイルピースやブリッジのアンカー抜きです。
lp006
ホームセンターでそれぞれの径に合った5mmと8mmのボルト/ナットに、ワッシャーとか塩ビのパイプを入手。
家にあったペットボトルのキャップも動員してアンカーを抜きます。

で、平たくなった(厳密にはアールがついてますが)ボティにマスキングテープを張って、弦長や中心線からFLOYDROSE用スタッド・アンカーを埋める穴の位置を計測します。穴の直径は10mmで穴の間隔は74mmです。
そして最大の問題は垂直に直径10mm、深さ20mmの穴を開けること。
使用するのはいつものドリルドライバーです。10mmのドリルビットはホームセンターにて購入。
一応水準器も購入しまして、アンカー抜きで使用した塩ビのパイプをドリルガイドとして水平を出そうとしましたが、パイプを置くボディが元々アール付なので、どうしようもありません。
ドリルのお尻が平坦ならそこに水準器をくっつけて・・・という想定もしていましたが、ドリルのお尻は斜めになっていました。

もうあとは野生のカンと気合です。
細めのビットで慎重に穴を開け、5mm→10mmと徐々にビットを上げていきます。
色んな角度でドリルを見ながら穴を開けていきました。
lp004

人間、やる気になればできるもんです!
穴が開いたのでFLOYDROSE用アンカーをトンカチで打ち込んでみました。
6弦側の深さが足りなかったのか、途中で止まってしまいました。ねじ山が細かいタイプなので、先ほどのアンカー抜き作戦は通用しません。
しかしながらネック角度の関係でブリッジは高く設置しないといけないのでこのまま行きます。
ブリッジを仮置きしてみたところ、スタッド間隔74mmは完璧なようです。
垂直度に関しては人力なので精度がイマイチですが、ブリッジのナイフ・エッジと接するのは点なのでスタッドの高さが決定すればそれほど問題無いでしょう。
厳密にはスタッドの高さを変更したときに微妙なオクターブ・ピッチ調整も必要になると思いますが・・・。

トレモロ・ブロック用ざぐり

lp005
続きまして、ブロック用の穴を60mmのボディ厚を貫通するように開けていきます。
スタッド穴を基準に、FLOYDROSE用テンプレートを実物大に印刷したものをボディに貼り付けます。
で、穴の輪郭に合わせてドリルで大まかに穴を開け、あとはノミとか彫刻刀で広げて成型していきます。
テンプレートにはリセス用の方も記載されてますが、ネック角のあるレスポールではブリッジを高くせざるを得ないのでリセスは不要です。
とにかくブロックの穴を掘っていきます。15mmのメイプル層がメッチャ硬いです。
lp007
何とかできました!

スプリング・ハンガー用ざぐり

今度はブロックの穴を基準に、スプリング・ハンガー用のテンプレートを装着、ざぐりを掘っていきます。
lp008
45mm程度のフラットなボディなら15mm程度の深さでOKですが、レスポールの場合、さらに10~15mm程度深くしないといけません。
そして問題はブロックの高さ。
さっきも書いたようにレスポールにはネックに角度がついている分、ブリッジの高さが高くなります。
そのため、手持ちのブリッジで一番高さのあるブロック(42mmくらい)が付いているFERNANDESのFRTを使うことにしましたが、それでもボディ裏から見ると、すごい深いところにあります。
こいつに平行にスプリングを張ろうとすると、30mm以上掘らないといけません。それが原因でしょうか。リアピックアップのキャビティまで貫通している写真をネットで何枚か見ました。
ここは作業の省力化とボディへの影響を考慮し、なるべく傾斜をつけて浅く掘りたいところ。
テンプレは無いので、現物のブリッジを穴に入れてみてハンガーからのスプリングの通り道を想像しながらの作業です。
lp009
で、こんな感じになりました。
アームダウンしたときのブロックの傾き等を考慮してブロック穴を拡大しつつ何とか収まったようです。

とにかくメイプルがメッチャ硬い上に60mmのボディ厚。ノミとか彫刻刀ではかなりの苦戦を強いられました。
が、何とかとりあえずの形にはできました。
みんなが避けて通る理由はこの辺りなのかな?
まだリア・ピックアップしか載せてない仮の状態で鳴らしたところ、サウンドも上々でレスポールらしさはそれなりにありますし、サウンド激変という程でも無いと思います。
そりゃ勿論、ギブソンではやりませんけどね。。

続きはこちら

この記事でやってる事

バーニーLPフロイドの記事一覧

バーニーLPフロイドを弾いている動画付き記事

バーニーLPフロイド の詳細はこちら

TOP