リッチー・ブラックモア

ギタリスト列伝

最初のヒーローはリッチー・ブラックモア

blackmore友だちの影響で中学2年生でギターを始めた頃、最初のヒーローはリッチー・ブラックモアだった。
洋楽はジャンルを気にせずFMで色々聴いていたが、ギターとそしてリッチーとの出会いによってハード・ロック志向になっていった。
当時は今ほど情報が氾濫しておらず、頼りになるのはギター雑誌のヤングギターくらいだ。
そのヤングギターにしたって、弾き語りフォークとハード・ロックのスコアが共存していたおおらかな時代。
その時代のヒーローはやはりリッチー。
DEEP PURPLEやRAINBOWのカッコ良い楽曲とテクニカルかつメロディアスなソロ・パート。
ヤングギターの増刊でロックギター教室というのが出ていて、そこで教材になっていたのがDEEP PURPLE / Smoke On The Waterだった。
オルタネイト・ピッキング、チョーキング、ビブラート、プリングオン/オフ、スライドなど、基本的テクニックを網羅した構築性の高いソロは譜割もキレイで初心者には絶好のテキストだった。
でもいきなり初心者がソロをバリバリ弾けるはずも無く、まずは有名なリフから。
これが弾けるまで1週間くらいかかったかな。
そして弾けたときの嬉しさ。それがあるから続けられるんだな。

リッチーの影響でストラトを購入

最初のギターは(間違って)近所の楽器屋さんで購入したCAMELブランドのレスポール・スタンダード・タイプだった。ヘッドには普通にLes Paulと入っていた記憶がある。
今調べると、2011年に経営破綻した楽器卸商の共和商会のオリジナル・ブランドだったようだ。
当時の売価¥60,000でなかなか良いつくりだっとと思うが、リッチーにはまるほどストラトが欲しくなるのが人情。
高校入学と共に2本目のギターとしてグレコの白ストラト購入に至ったのもリッチーの影響だ。

聴く音楽は当時勃興したNWOBHM勢のIRON MAIDEN等のより激しいものに移行していったが、高校時代を通じてメイン(というか1本だけになったが)はこのストラトになり、CAMELのレスポールは¥5,000くらいで友だちに売却しちゃった。

そのストラトも、父の日曜大工用ドリルを借りてボディにキャビティを開けてリア・ピックアップをディマジオのスーパーディストーションに変えたりと、段々リッチーの面影からは遠くなっていったな。

でも、ギターや音楽共に自分の中の基礎となっているのはやはりリッチーだな。

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