GIBSON レスポール・カスタム ホワイトをフレット交換!

ギターのカスタマイズ

この記事の製作・改造・作業内容

フレットレス・ワンダーをフレット交換

lp
ネック裏のオイルフィニッシュによってスピーディなポジション・チェンジが可能になったレスポール・カスタムのホワイト。
1991~92年頃に中古で購入して以来、フレットは製造時のワイドで低いタイプがマウントされたまま。
これはこれで悪くは無かったが、他の通常状態のフレットを搭載したギターと弾き比べたときに違和感を感じるようになってきた。
同一フレットで隣接する弦を弾くフレーズやコード・ワークなど、指をバレーするタイプのフレーズにおける演奏性が特に悪い。
そこで、前々から検討していたフレット交換(リフレット)にいよいよ挑むことに!
といっても素人の自分がDIYでできるはずもないのでプロにお願いするわけなのだが、問題は価格。
ネットで色々と工房の情報を調査すると、レスポールのようなバインディング付きセットネックの場合、大体5万円前後のようだ。
価格に占める原価要素はほとんど人件費だと思われるので、あとは工房の方の技術料とか自信やプライド、はたまた工房の会社形態や経営方針などで変動するんだろう。
でもユーザーからすると、やっぱり安い方が良い。
大阪近辺の工房をネットで調査すると、色々ヒットする。
価格を比較するのは勿論だが、やはり実際にどんな実績があるのかが気になるところ。
各社とも実績や実例を写真付きで掲載しており、苦労話やノウハウなど読み物としてもおもしろいので、読んでいるとついつい引き込まれてしまう。

ハイエンドミュージックさんに依頼

そんな中から今回は大阪市此花区にある工房 ハイエンドミュージックさんにお願いすることにした。
こちらは、フレットのパーツ代込¥30,000で安いし納期も1週間。過去の実績でレスポール・カスタムが何点かあったし大丈夫だろうと判断してのことだ。
6月20日(土)。カスタムのホワイトと、フレット参考用のレスポール・カスタム ワインレッドを車に積んでドライブすること約1時間。
エイジング中のリペア・ギターが所狭しと並ぶ工房でワインレッドのフレットを見てもらい、JESCARの55090を薦められた。
JESCARの55090はJim Dunlopの6105に相当するもののようで、サイズはW2.28 x H1.40mm、素材は18%ニッケルシルバー。
実際にJESCAR 55090にリフレットされたギターも触らせてもらい、感触を確かめる。
このところ一番気に入っているワインレッドだが、こちらのフレットはJESCAR 55090よりも少々ワイドで低いタイプ。(低いのはすり減った分もあるかもしれない)
それに比べるとちょっと高い感じもしたが、その分ソフトタッチで押弦できそうな感じだったのでJESCARの55090に決定。作業を依頼した。
2日後には既に、お店サイトのリペア・ブログに自分のカスタムが実績として写真付きで掲載されていたのでビックリ。
そんなに早いのかと。他店では納期1か月というところもあったので。
実際はここからしばらくエイジングして様子を見るんだろう。
その週の金曜夜に、ハイエンドミュージックさんより完了しましたとのメールを受信。
土曜日は朝からホームセンターで工具などを買い出ししてIBANEZ Destroyer IIのピックアップ交換作業中だったが、通販で購入したダンカンのSH-6の宅配(16時以降着指定)待ち時間を利用して車で回収してきた。

リフレットで生まれ変わったレスポール・カスタム

lp2
リフレットされたレスポール・カスタム ホワイトを触った第一印象は、やはり押弦しやすい。
音を出してみると、フレットからネックに伝わった弦振動が左手に感じられる。
これは元のフレットではあまり感じなかった感覚だ。
サウンドもシャープで輪郭がはっきりしたようだ。
以前は堅いメイプル・ネック及びボディのネイプル・トップの影響か、よく言えばタイト悪く言えばちょっとデッドでレンジの狭い感じのサウンドだった。
それが、弦振動がより忠実にネックに伝達されるようになったことで、アタック感や高域成分が増量されたようだ。
いやむしろこれが本来このレスポール・カスタムの持つサウンド・キャラクターだったのかもしれない。
こんなことならもっと早くフレット交換しとくべきだったかな。

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