GRECO Early Sixties ストラトを改造 その1

ギターのカスタマイズ

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GRECO Early Sixties ストラトを改造

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1981年頃、富田林の三響楽器で購入したGRECO EARLY SIXTIES ストラト・モデル。
ラージ・ヘッドなのにEARLY SIXTIESの名を冠された謎のモデルで、近年はジャパンヴィンテージなんて呼ばれて美品はそこそこ高額取引されているようだ。
30数年後にそんな事になるなんで夢にも思わなかったので、購入後ドリルによる素人ザグリを施し2ハムバッキング仕様に改造。ピックアップは心斎橋の坂根楽器で購入したノンブランドのヤツ。黒の2ハム用ピックガードも坂根楽器での入手だったと思う。
その後リアをディマジオのスーパーディストーション、さらに1990年頃にリアをダンカンSH-4に換装。ネックも気まぐれでフェンダー・ジャパンのヤツ(後にヤフオクで¥14,000で売れた!)に交換しそのまま放置していた個体。元のネックは転勤に伴う引越しのドサクサで捨ててしまった模様。。
リッチー・ブラックモアへの憧れ(白ストラト/ラージヘッド)→IRON MAIDENの影響(ストラトにハムバッキング)→LAメタルの影響(SH-4)、という感じで時代ごとにマイブームに振り回されてきた想い出深い一品。
今回はこいつを蘇らせようと思う。

コンセプト

当初のおぼろげなテーマは、レスポールのサウンドを狙ったストラト・シェイプ。
ヤフオクでパーツを探したりネットで色々調査及び妄想している間に、スペックが具体的に下記の通りに固まってきた。

・指板Rはできるだけフラット
・ノントレモロ
・ギブソン製ピックアップの使用
・トグルスイッチの使用
・ゴールドパーツの使用

ネックはマイティ・マイトでエボニー指板のヤツも考えたが、海外からの調達が怖いのと指板のRが9.5″だったので断念。特にRはレスポールのコンパウンド・ラディアス10″→16″に慣れると、フェンダー系が弾きにくくなってしまったので重要ポイント。
そんな折、たまたまヤフオクでシャーベル製が出品されていた。シャーベルならRが12″→16″くらいなので丁度良い。ローズウッド指板で¥20,000は高いとも思ったが、同等品がいつ出るかわからないのでゲット。
これが値段相応に非常に上物で出品者さんには感謝。ペグ穴が10mmくらいあるはずなので、手持ちのクルーソン系は使用せずヤフオクでGRECO GP-850のGOTOH製ペグをついでに入手。(ホントはゴールドだから)

フロイド・ローズ系ブリッジのギターは持っているけど、チューニングの労の割に使用頻度がほぼ0というプレイ・スタイルなのでトレモロは不要。しかし、ハードテイルのブリッジにするにはトレモロ用ザグリを埋め木しないといけないので、妥協策として準ハードテイル仕様に。
すなわち、エリック・クラプトン作戦=トレモロ・ブロックに木片挟みだ!
ブリッジはGRECOのヤツをそのまま流用でも良かったが、手持ちのフェンダー・ジャパンのヤツがゴールドでブロック幅も大きくサスティン的に良さげだったのでこれを使うことに。

ピックアップは自分の中では490Rと498T搭載のレスポール・カスタムのサウンドが一つの基準になっている部分があって、ヤフオクでも探したがなかなか出物が無い。そんな中、品番不明のギブソン・ピックアップがセットで出品されていた。商品説明では目安となる直流抵抗値が490Rと498Tに近い8kΩ及び14kΩとのことだったので、これを入手することに。¥8,700はお買得だと思う。

ピックアップ切替スイッチもレスポールに慣れるとやっぱりトグルだよ。ということで、スイッチ・クラフトのSWとゴールド・ノブをサウンドハウスで調達。

レスポール・カスタム的にハードウェアをゴールドで統一すべく、コントロール・ノブなどを調達。ジャック・プレートも前述の手持ちフェンダー・ジャパンから拝借することに。

ということで、材料は下記の通り

ベースとなる部分

ボディ:セン(GRECO EARLY SIXTIES 70年代後半製造ストラト・タイプのボディ)

ヤフオクで入手

・ネック:シャーベルCST-070のメイプルネック(ローズ指板)¥20,000 !
・ピックアップ:ギブソン品番不明(直流抵抗 8kΩと14kΩのヤツ)¥8,700
・ペグ:GRECO GP-850のGOTOH製ペグ ¥2,500

サウンドハウスで入手

・SWICTHCRAFT製トグルスイッチ、ショートタイプ 
・CTS Custom A500 (CUSTOMA500K) スプリットシャフト×2
・SCUD メタルノブ、インチサイズ、ゴールド×2
・MONTREUX トグルスイッチノブ、ゴールド 
・MONTREUX SPRAGUE製コンデンサー 0.022uF 400V 

ギターワークスで入手

・水性 導電塗料 50cc ELECTRODAG112
・シールドアルミシート 300X250mm

自前

・イナーシャブロックに挟む木片(CDラック製作時の端材)
・ゴールドのブリッジ(フェンダー・ジャパンのストラトから)
・ゴールドのジャックプレート(フェンダー・ジャパンのストラトから)

セットアップ

ワクワクしながら迎えた週末。早朝6時過ぎに出発し往復3時間のドライブを経て実家に預けていたGRECOを持ち帰る。久々に持ってみたが、相変わらずストラト系にしては重いボディ。センだと思うが締まったサウンドを出してくれそうだ。表面の汚れをコンパウンドで落とし、作業に備えてパーツ類やネックをはずす。

まずはノイズ対策から。導電塗料をボディのザグリ内に塗布して乾燥させている間に、ピックガード裏にアルミシートを貼り付ける。
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2時間後2回目の導電塗料塗布を行い、乾燥させている間に電装系をセッティング。先日の作業でIBANEZ RGをトーン無しにしてみたところ、非常に元気なサウンド~言い換えればちょっとトゲトゲしい感じがしたので、その反省を活かし今回はトーン有りにしてみた。ギブソン系を狙っているのでコンデンサは0.022uF。オレンジ色で結構でかい。
トグルスイッチはちょっと問題が。通常のセレクターSWの角度にセッティングすると、SWの端子がボディ内壁にぶつかってしまう。そこでSWの出力部分をできるだけ折り曲げてハンダ付けし、導電塗料を塗布した内壁に当っても大丈夫な様にガムテープを貼って絶縁。
ピックアップは8kΩの方をフロント、14kΩの方をリアにセット。
電装系で使用した布巻リード線が太くてしっかりしていて頼もしい。

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導電塗料が乾いた頃を見計らってピックガードをボディに装着。
ギブソン・ピックアップのマウント用ビスが思いのほか長く、ボディ底につっかえる予想外のトラブルもあったが、ドリル&ノミ切削で解決。ネックがまだ届かないのでフェンダー・ジャパンのヤツを暫定的に付けて、弦高やピックアップの高さを調節。
エリック・クラプトン作戦無しでも中々のコシとサスティンだが、ノコギリ&ノミ&ヤスリで作成した折角の木片がもったいないのでトレモロ・ブロックとボディの隙間にねじ込んでみた。結果は、左手に伝わる弦振動が増え、ギター全体の鳴りが良くなった・・・・ような気がする。ブリッジのプレートが既にガチガチにボディと密着しており、弾いた瞬間の弦振動がボディに即伝達される為か非常に立ち上がりが早い。木片効果はむしろ振幅が大きく伝達が遅い低音域にあるのかもしれない。
出音自体はコンデンサー&トーン回路の採用で、耳障りな部分がカットされて適度に丸みのついたギターらしい音になったような気がする。
あとはやはりギブソンのピックアップかな。490R及び498Tのレスポール・カスタム ワインレッド同様な、広いレンジで鳴りが感じられるサウンドになった。
開放弦を交えたGコードの響きが手持ちギターの中では一番ワインレッドのカスタムに近い。このピックアップは当りだったな。

これでネックが変わればまた違ってくるんだろうけど、とりあえずは成功ということで。

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