フェルナンデスFST-135ネック+FR-65ボディでFR65スペシャルを制作!

ギターのカスタマイズ

この記事の製作・改造・作業内容

ストラト及び派生シェイプで22フレット、2ハムバッカー仕様のギターばっかりやってもしょうがないので、新機軸に挑戦することにしました。
それは、レギュラー・スケール 24フレット仕様のギター。

きっかけはエボニー指板のネックから

fer_st_neck
ヤフオクでエボニー指板のネックをアラートに設定していたところ、フェルナンデスFST-135のネックがヒット!
型番からしてもそこそこ良いグレードのモデルのようで、まずはこいつをロックオン!
しかしこいつは24フレット。ということは既存の手持ちボディでは対応できない。
どうするか・・・と思っていると、同じフェルナンデスのFR-65のボディが¥800で出品されている。
FST-135同様にネックジョイント部がスクエアな80年代末頃の旧型タイプ。ということで、こいつもロックオン!
オークション終了はボディが先だったが、マッチレースを制して¥1,380でゲット!
さらにネックを¥5,250でゲット。¥10,000超えも覚悟していたが、思いのほか安く落札出来た。
レスポール・カスタムに慣れると、やっぱり指板はエボニーってなりますよ。
なので今回の企画はこのエボニー・ネックありきなんです。

ネックのパーツがクロームなので、メタル・パーツはクロームで統一する方向性でいこう。

ネック、ボディそれぞれの付属品を整理すると、
ネック
ロックナット
ストリングガイド
ボディ
コントロールキャビティのプレート
ストラップピン
という感じ。

つまり不足品は、
ペグ
ネックジョイント・プレート&ビス
フロント・ピックアップ(シングル)
リア・ピックアップ(ハム)
リア用エスカッション
フロイド・タイプのブリッジ
ブリッジのスタッド
スプリング・ハンガー
ボリューム・ポット
セレクターSW
アウトプット・ジャック
ジャック・プレート
と大物から小物まで色々。

さらにこの内、手持ちで無いものは、
ペグ 日本製 GOTOH ゴトー 6連 ロトマチックペグ ブラック 6個セット karasaiko 1,500円 手持ちRGのクロームと入替 w/フェル VH-S 2,500 円
ブリッジのスタッド フロイド系スタッドスクリュー クローム -20124- 800円 epiken w/フェルナンデス  FRT-4 -30159-  3,200円
リア用エスカッション
セレクターSW FERNANDES(フェルナンデス)YM-30型スイッチ&電装 アクティブ用 854円 jrjbp383
アウトプット・ジャック 金属製ジャックプレート&Switchcraft社製ジャック 上物 jrjbp383 1,000 円
ジャック・プレート 金属製ジャックプレート&Switchcraft社製ジャック 上物 jrjbp383
これらはヤフオクなどでできるだけ安く手に入れていこう。

ボディとネックが揃いました

どちらもブラック仕上げなので、見た目のマッチングは最高ですね。
なのでボディはこのまま使用する手もあるが、コントロール部用の不要な穴(リアピックアップに近い方)やキズがなー。
塗装を剥いでどんな木目か見てみたい気もするし。
ボディをどうするかは要検討。

ネックはクルーソン・タイプのブッシュのみ嵌った状態でペグ本体は無し。最初は穴を広げたうえでロトマチック・タイプに換装する予定で実際ヤフオクでそれ用のペグを落札もしていたが、リーマーとか使用しての素人工事で繊細なネックにキズを付けるのが躊躇われたので手持ちのクルーソンで行くことに変更。
取りあえず手持ちのFENDER JAPANのゴールドのヤツを充てよう。
うーん。ということは、やっぱりゴールド・パーツで統一か?
3個あるナット・キャップ・スクリューのうち1個の回り具合が悪く、弦をロックできそうにない。
これは手持ちのシャーラーのヤツで代用できそうだ。

ネックとボディを仮でセットしたみた。
不要な穴はパテで埋めてます。
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さらに、気になるジョイント部のマッチ具合とスケールのチェックの為、ネックをボディのポケットに入れてみた。
が、幅がキツくて入らない。
ちょっと無理して入れてみてナットからブリッジのスタッド穴までの距離を測ってみた。
640mmくらいある。ブリッジのサドルはここよりも数mmボディエンド側にくるのでオクターブ・ピッチは何とかなりそう。
なんとかならないのは、ネック・ポケットのキツさとボディ側のジョイント用ビス穴が小さい(ネジ山が切られている?)こと。
ネック・ポケットはネック幅に合わせて左右の壁の部分をヤスってみようと思う。
ジョイント用ビス穴については、本来はボディ側がガバガバでないとネックがボディに密着しないので少々穴を広げる必要がある。
棒ヤスリとか細いドリルでやってみるか。

ボディとネックのジョイント穴調整

ボディのネック・ポケットを80番の紙やすりでヤスったところ、ネックが嵌った。
だが、ジョイント・ビス穴の位置が合わない。
ボディ側の穴に対して、ネック側の穴の位置がヘッド方向に3mm程ずれている。
今の状態で新たにネック側に穴を開けてもサドル部での調整範囲内なのでスケール的には問題無いと思われる。
だが、元の穴が近すぎるため元穴を塞いだとしても強度上の不安が残るし、第一垂直に穴を開ける道具が無い。
ということで元の穴を利用すべく、ボディとネックを削っていくことにした。

鉄のヤスリでもなかなか削れていかない。
特にネック。メイプルは堅い。
そしてボディはというと、コの字型に削っていくのがムズい。
1時間ほどやってみたが、ネックエンド部に隙間ができてピタっと嵌らない。
受けのボディ側の角の部分が上手く削れてないのか?
明日も仕事があるので掃除機で削り粉を掃除して終了した。

翌日。
ヤスリではラチが開かないと判断。
ドリルで下削り→ヤスリで均す、という作戦に変更。
これが奏功、ようやくネックとボディのジョイント穴位置がフィットした。そのかわり、ドリル切削部分がヤスリでは均しきれず、若干凸凹に。でもネックのツバ出し部が上から被って見えなくなるからOK.

ボディのリフィニッシュ

まずは塗装剥がし。今回は初めてアイロンを使ってみた。
アイロンを当てて熱した部分にスクレーパーを差し込んで剥がしていく。
サイドやホーン部分の曲面は熱が伝わる範囲が狭く苦労したが、2時間くらいで剥がせた。

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この状態ではまだ下地が残っているので、ここからは電動サンダー(80番)の出番!
しかし、思いのほか下地層が厚いのか堅いのか長期戦に。結局、4時間くらいサンダー回しっぱなし。かなりの騒音だ。
丁度近所で家が新築されており、その作業音をカムフラージュに進めていたが、4時間やりっ放しは異常事態。
この間、ご近所さんからのクレームに怯えつつ作業を進め、ホーンの内側部分を残しサンダーから手作業に移行。
握力が無くなりそうになりながら、なんとか木地を出すことに成功。

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特にマスクなどしていなかったので、下地層の粉じんに含まれる有害成分が少しずつ花の粘膜に蓄積されていたのか、その後3日ほど鼻の中に嫌な匂いが残った。
過去2回同様な作業をやってきたが、これほど時間がかからなかったので甘く見ていたようだ。
次回はマスクをしようと思う。
ネックポケットから断面で見えていた木目から予想された通り、なかなか良い木目が出ている。
ボディのエンドから見ると4ピースのようだが、うまく木目を合わせてある。
塗りつぶしの塗装にするのが惜しいくらいだ。

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続いて着色。
アルダーなので導管埋めの作業は必要無いようだ。
木地を出したボディを400番でサンディングし、水性ポアーステインのワインレッドを薄めずそのまま使用。
スポンジにステインを含ませ、ボディ表面にスーっと塗っていく。
木によっては延々塗料を吸収するものもあるようだが、このボディは程よく吸い込んで発色も良い。
バックは3回、オモテは4回塗って良い感じの濃さになった。
ワインレッドとはいえオモチャみたいな明るい赤だが、上からクリアな層を重ねると深みが増しそうだ。

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続いてサンディング・シーラー~クリア。
着色後、一晩乾燥させサンディングシーラーの塗布に移行。
どうせ削るんで、化繊の刷毛で気楽に塗っていく。ちょっと油断するとタレた部分がダマになり削るのに苦労するが、1時間半ごとに塗り→乾燥→400番で研磨→塗り~を4回くらい繰り返しサンディングシーラーは終了。
着色前からほぼ平坦だったので、ここはそれほどの苦労は無かった。
唯一手がかかったのは、若干削り過ぎて木地が出た部分はステインをピンポイントで塗布し補修したとこくらいか。

サンディング・シーラーが乾いたら次はクリア。
再びスポンジを使用し、水性ウレタンニスをスーっと塗っていく。
すぐ乾いて粘度が出てくるので、早目に2~3回塗っていく。順番は、バック→サイド→オモテ。
1時間乾燥させ800番で研磨し再び塗布を繰り返す。
スポンジはその都度水洗いし、硬化しないよう気を付ける。
バックとサイドは3回、オモテは4回塗布し終了。
1週間乾燥・硬化させ、研磨~組み込みは来週のお楽しみに。
その間、まだ揃っていないパーツの入手もせねば・・・

仕上研磨~セットアップ

水性ウレタンニスのクリアを塗布した後、1週間乾燥させたボディの仕上げ研磨にかかります。
1000番、1500番と進めていくが、筋がつかないようにニスをビビって薄く塗布した為か、サンディングすると下地まで削れてしまいそうなのでほどほどにサンディング。
その結果、木目に沿った細かい凹凸が残ってしまった。
このあと、一応コンパウンドの中細~極細と進めてみたものの状況はあまり変わらず。
感触としては少々やれた雰囲気の塗装面となったが、これはこれでなんとなく年季の入った感じなのでOKとしよう。

そしていよいよセットアップ!
ヤフオクで突如出品されたゴールドのフロイド・ローズをすかさずゲット。
アームは無しだったのでアームハウジング付の新品をサウンドハウスより入手。
その他、不足パーツをヤフオクでゲットしていたのでそれらを組み込んで行きます。

気になるのは、元々別のモデルだったボディとネックを装着しての弦高調整。
そのままの状態でボディにネックを組み込むと、ブリッジをベタ付け寸前にしても弦高が3mmくらいになってしまった。
しかし、こんなこともあろうかとギターワークスよりネック調整用シムを入手しておいたので、0.5mmのヤツをネックポケットのボディエンド側に装着しネックを組み込んだところ、角度がついて弦高を幾分下げることに成功した。
指板自体のアールがネックエンドで350くらい?なので、両端(1弦と6弦)の弦高が気になるが、まぁプレイ上は何とかなるかなという感じ。

一旦ネックをはずしてピックアップの装着に。
せっかくキレイなシースルー・レッドに生まれ変わったボディなので、ピックアップはボディ直付にすることにした。
元々リアはエスカッションを使用する予定でゴールドのヤツを入手してはいたのだが、乾燥の為に干してあるボディを毎日眺めている内に気が変わってしまった。
フロントはフェルナンデスのスタックタイプのハムバッカーVH-Sをヤフオクでゲットしており、これは元々直付なので良いとして、問題はリアのダンカンTB-4。
これも落札品だが、直付のためにピックアップ側のネジ穴を無理やり広げるようなことはしたくないのでホームセンターで2mm径の木ネジを買ってきた。長さは20mm。
これだと2.5mm弱のインチサイズのネジ穴を傷付けないでピックアップをボディに固定できそうだ。
ただし、ボディにはピックアップ取り付けビス用のザグリがあるのでピックアップとボディの間に5mm厚の板を敷くことにした。
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材質は桧。これもホームセンターで購入した。
実際はさらにゴムシートを挟んで多少の高さ調整ができるようにし、ボティに固定。
まぁまぁいい感じになった。
弦との距離はポールピースのビスで微調整することにしよう。

で、3点セレクターSWを軸に電装系をやり、各部をセットアップ!
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元が別モデルのネックとボディの割に、しっくりきてるんではないでしょうか。
フェルのVH-SとダンカンJBの組み合わせもなかなか良い感じ。
久々にJBでちゃんと弾いてみたが、やはりソロでの独特のバイト感がたまらないですね。
パワーコードを歪ませた時の各弦分離や抜けはSH-5(TB-5)、全体的なパワーならSH-6(TB-6)だけど、リードを弾くならJBが一番気持ちいいですね。
フェルのVH-Sも12~15フレットの3、4弦でのセクシーなトーンがなかなか。スラントマウントしているのが影響しているかも。
思わずファンになってしまい、追加で2個セットのヤツを落札しちゃいました。

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