Ibanez Destroyer II トレモロ・ユニット交換

ギターのカスタマイズ

この記事の製作・改造・作業内容

懐かしのIbanez Destroyer IIに再会

お盆休みに実家に行き、置いてあった1984年製Ibanez デストロイヤーIIを回収してきた。

Ibanes destroyer IIIbanezの当時のカタログによると、品番はDT450らしい。
フィル・コリンが好きだったので中古で買ったが、まんまフィル・コリン・モデルでは無い。
指版のインレイがブロックじゃないし、PUもセンター無しで付いてるのはIbanezオリジナルのバータイプ・ポールピースのヤツ。
いかにもハイパワー!、といったルックスだ。

しかし問題は、3弦の駒が破損しておりこのままでは演奏できないこと。20年前に中古で買ってすぐに破損。そのまま放置してあったのだった。
搭載されているブリッジはIbanezオリジナルのロックタイプ・トレモロPro Rock’r。30年前のヤツで勿論生産完了品。

さてどうするか・・・

Ibanezのお問い合わせ対応は最悪

Ibanezサイトの問い合わせフォームでブリッジ交換やパーツ取り寄せを尋ねてみたが、全く回答無しのクソ対応。

確かにサイトのFAQでは、他のブリッジへの換装はできませんとは書いてあるが、こっちはワラをもすがる思いのユーザー。解決策は無くとも何かしらお詫びがあっても良いと思うが。(定型文でもいいので)
答える気が無いのなら、フォームなんか設置しなければ良いのに。
Ibanez及び星野楽器のお問い合わせ対応は最悪だ。

せっかく持ち帰ったギターなので何とか弾ける状態にしたい。
そこで考えた策は、
1.そのままで換装可能な別のトレモロ・ユニットを探す
2.中古でPro Rock’rあるいはPro Rock’r搭載ギターを探して付け替える。
3.プロに頼んで別のトレモロ・ユニットに換装する。

策1はPro Rock’r自体が特殊なようでやはりNG。Ibanezは後にフロイドローズ・ライセンスのオリジナル・トレモロ・ユニットを作っているので、Pro Rock’rはフロイドローズの特許に何とか引っかからない様にと考案された過渡期的ユニットだったと思われる。
策2は調査した時点ではどのオークション・サイトにも出ていなかった。また、いつ出るか分からない。
オークションでゲットしたとしても、元が生産完了品だけにもし又パーツが破損したらゲームセット。
ということで策3に。
当初、近隣の楽器店への持ち込みも考えたが、楽器店レベルでは対応できないだろうと思い直し、評判の良さそうな工房を探すことに。

救世主! ギターワークスさんに依頼

そして摂津市のギターワークスさんを発見。
サイトのフォームからフロイド・タイプへの換装を相談したところ、承りますとの回答。さすが頼もしい!

その週末に約50分ドライブしてギターワークスさんを訪問。現物を見てもらった。
すると、トレモロ・キャビティのザグリが特殊とのこと。
ザグリ自体が大きいのに加え、下図のようにT字型に掘ってある。
スタッド・アンカーの幅が約84mmでフロイドの幅74mmより10mmも広い。フロイドのアンカーを設置する為にはT字の横棒部分の余計な空間を埋め木で埋める必要があるらしい。そうしないと強度が保てないのだ。
埋め木の分で当初の見積概算より1万円オーバーとなり、ついでにと考えていたピックアップの交換は断念した。

ザグリ前これを

ザグリ後こうしないといけない

シャーラーのフロイド・ライセンス品デストロイヤーをギターワークスさんに預けて帰宅後、換装用パーツをサウンドハウスの通販で発注。
本物のフロイドローズは高いので、SCHALLER (シャーラー)のフロイド・ライセンス品 S FRT-II GOLDを選択。こいつが家に届いたらギターワークスさんに送って作業を開始してもらう。
納期は約3週間とのことだった。
楽しみだ。

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