FERNANDES ランディV カスタマイズその3 ボディ改造

ギターのカスタマイズ

この記事の製作・改造・作業内容

塗装剥がし

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コントロール・キャビティをボディ表側から塞ぐフタをボディと一体化させるため、ボディの塗装を剥がします。
すっかりギター用品と化した96年製アイロンでボディ表面をジュワ~と温めて、柔らかくなったところをスクレイパーで削っていきます。
今回はベロっと気持ちよく剥がれるのでは無く、クリア部分が粉々に剥がれる感じです。黒の着色部はボディに染みたようにも見えます。また、シーラー部分もいつものような強烈な臭いを発する程では無かったので、全体的に薄めの塗装だったのかもしれません。
スクレーパーで大まかにクリア層を落とした後は、#80のペーパーでガシガシ削ります。
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バックとネックも塗装を落としました。
ボディのサイドは導管が露出すると面倒なので、そのままにしています。
ネックはカタログ・スペックではメイプルということですが、3ピースのようです。センターのピースは両側のピースと反対向きにしてあるんでしょうか?
ネックとボディはセット・ネックによるジョイントです。

コントロール・キャビティ続き

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不要なスペースを埋めたキャビティの表面にフタをして、かわりにボディのバックに新たに穴を開けます。
バックの穴開けは、予め小さい穴をドリルで開けておき、穴と穴の間ををノミで貫通させる作戦でした。
ところが、ノミでの作業中に事故が!
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なんと、ウィング部分が割れてボディから分離してしまいました!
幸い木目に沿ってキレイに割れたので、何もなかったかのようにタイトボンドでくっ付けました。
セン材の板ハガキから作成したフタもタイトボンドで接着します。
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隙間はタイトボンドに木くずを混ぜたものを少々盛り気味に詰めています。こうしておくと乾燥しても木くずの分痩せが少ないようです。
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アウトプット・ジャックは小さいウィングの方に移動するので、それの穴を開けます。
ソフトメイプルに対してドリルのトルクが足りず20mmのフォスナービットが使えませんでした。10mmのドリルで穴を開けた後、ヤスリ等でグリグリしながらジャックが治まるサイズまで広げました。
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との粉

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ボディ・バックに新たに開けた部分は、フタを嵌めるための落とし込みを彫刻刀で3mm程度掘りました。
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ボディ材はソフトメイプルということでそれほど導管は目立ちませんが、フタがセンなのでついでに全体にとの粉処理をしてみます。
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説明通りに半渇き状態で擦り込んでみましたが、導管に埋まった実感がありません。ほとんどそのままボロボロとボディ表面を滑り落ちて行きます。「不要なとの粉をふき取れ」と説明にありますが、どこまでが不要かよく分からないので適当にふき取ってまだとの粉が残っている状態で作業を終了しました。
との粉自体は固まらず、乾燥すると粉に戻るようなので、放置しても大丈夫でしょう多分。

FERNANDES ランディV カスタマイズその2 指板調整とフレット打ち替え
FERNANDES ランディV カスタマイズその1 ボディざぐり埋め

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