変形イーグル

製造年月

2019年7月

スペック

  • スケール:648mm
  • ネック材:メイプル3Pスルーネック
  • ボディトップ材:フレイムメイプル 15mm厚
  • ボディウイング材:ホンジュラスマホガニー 30mm厚
  • ボディバック材:ホンジュラスマホガニー 5mm厚
  • フィンガーボード:エボニー w/アバロン貝/パーロイドインレイ
  • フレット:JESCAR 57110 EVO(W2.79 x H1.45mm)
  • 指板ラジアス:16インチ
  • フロントピックアップ:セイモア・ダンカン SH-6n
  • リアピックアップ:セイモア・ダンカン TB-5
  • コントロール:2Vol トグルSW
  • ブリッジ:FLOYDROSE
  • 仕上げ:ウレタン
  • 重量:4.7Kg


低域の適度なタイト感、中~高域の倍音感のバランスがうまく出せました。トップにメイプル、ウイング部とバック(5mm厚)にマホガニーというレスポールっぽい材料の組み合わせは初めてですが、個体の重量(4.7Kg 重っ!)もあってか、サウンド的には今まで製作した中でも一番良い感じがします。

ピックアップ(フロント:ダンカンSH-6n、リア:ダンカンTB-5)は底にウレタンを敷いてボディ直にビス止めしています。
リアはホントはTB-6にしたかったんですが、ヤフオクでなかなか出物がありませんで。でもTB-5も良い音してます!

アバロン貝とパーロイドを組み合わせたIBANEZ風ボジション・インレイは指板の厚さが8mmの時に施工したので、その後指板の厚さを6mmちょいにする過程で15F,19F,21Fの1弦側が削られて消失してしまいました。。アバロンは非常にキレイなんですけどねー。

フレットのJESCAR 57110 EVOはジャンボ・タイプです。若干わかりにくいですが色はゴールドで通常使用されるニッケルを含有していないタイプです。

ヘッドのインレイはパーロイドです。
インレイ周囲にステインが染み込まず、ちょっと残念な感じになりました。遠目で見れば光彩みたいに見えなくは無いですが。。
いや、やっぱり見えないか。
IBANEZタイプのヘッドを採用したギターはこれで3本目ですが、いつもより気持ち大きめになっています。

トップのカラーは当初ブルーを想定していたんですが、作業する週末に合わせてブルーのステインを購入することを忘れていたことやバックのマホガニーの色とワインレッドの親和性が高そうなことから、ワインレッドになりました。(ワインレッドは以前使用した余りが残っていた)

FLOYDROSEはアンカーを使用しない昔ながらの直止めタッピング・スクリュー方式です。
この方式の方が弦振動がボディに伝わりやすい感じがするんですよ。直径10mmの穴を開ける必要のあるアンカー方式よりも穴開けも簡単です。


バックには5mm厚のマホガニーを貼っています。
スルーネック部と両サイドのウィング部の接着面をカバーしてスッキリしたルックスにしております。

メイプル3Pのスルーネック部はダークなワインレッドでステインしました。
場所によって吸い込み具合が違うので、染まり具合を均一にしにくかったです。


ヘッドのトップ面はLADO EARTHタイプのボディ・トップに使用したカーリーメイプルの端材を流用しています。
ボディ・トップ同様にナチュラル・バインディングです。

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