変形ギターX-STROYERの製作 その11 ステイン着色~サンディング・シーラー

ギター製作

この記事の製作・改造・作業内容

ステイン塗装

ステイン着色の続き


平日の夜です。
Z-POXYを再度塗布したバック面をサンディングしました。

着色がハゲた部分はステイン黒を再塗布。

さて、濃くなり過ぎたトップ面もステインをやり直そうと思います。
黒に少量のオレンジを混ぜてみました。

前回のステインをサンディングで落としたトップに再度ステインを塗布します。

軽くサンディングして。

薄く希釈した青を塗布。

うーん、こんな感じでいいんでしょうか。
あんまりやり過ぎると濃くなるので、ここは我慢。

室内で乾燥中。

木部用プライマー


木部用プライマーの塗布に先立ち、バックを最終サンディング。

サイド。

アッシュの導管が埋まっているようです。

バック及びサイドの木部が露出したところに再度ステイン黒を塗布しておきました。
トップの周囲はナチュラル・バインディングにするためマスキングでガード。

ヘッドはこれ以上いじりようが無いのでそのまま。

マスキングを撤去。

杢の出具合もまあまあイイ感じです。

ボディのナチュラル・バインディングですが、ボディ外周を1.5mmほど削ります。

壁際に吊るして、木部用プライマーを塗布します。
こちらは塗布前。

そして、木部用プライマー塗布後。
濡れると杢が立体的に浮かんできました。

ヘッド。

全体に塗布した木部用プライマーの乾燥中。
ブラスで作成したコントロール・パネルに塗料の食い付きをよくするためにミッチャクロンを塗布後、黒ラッカーを塗布。

サンディング・シーラー


今回は2液性ウレタンのサンディング・シーラーを初めて使ってみます。和信ペイントの2ウレタンという商品です。
いつものラッカー・サンディング・シーラーに比べてヤセが少なく乾燥も早いということですが・・・
まずは、バックから。刷毛で塗っていきます。

トップは吊るしてやっていきます。
向かって右に塗布したところ。

さらに、左も塗布。

ヘッドも。

指板のバインディング部も。

指板面は自分にしては真面目にマスキングしてます。

問題発生!

2日目です。暑いので室内で作業。
サンディング・シーラーをさらに重ね塗りしてます。

すると、ところどころにこんなシワが!
これが俗にいう「チヂミ」というもののようです。
ウレタンの重ね塗り時に下層が完全硬化していないと、重ねた層の溶剤が下層を侵食してしまいチヂミが発生してしまうそうです。それにしても1晩置いたのに硬化していないとは?
うーん。希釈用の専用うすめ液を少々多めに配合したのがマズかったのかも。

トップ側も気になるところがあってサンディングでシーラーを削り落としています。

こういう気泡みたいなヤツがシーラー層とボディ面の隙間に発生しています。
何故なんでしょうか?
ステイン塗布面は充分乾燥しているはずなんですが、暑さで水分が気化したんでしょうか?
木部用プライマーの塗布が粗かったのか?

削るとわかったんですが、気泡の部分はシーラーがボディ面に密着せず、浮いています。

落ち着け!落ち着くんだ(やり直し)


最初は#400でチマチマと削ってたんですが、シーラー層がめちゃくちゃ硬いので#120で削りました。
そして、#150→#240→#400とだんだん細かくしてこのような状態に。ここまでアセりながら約2時間。
乾燥硬化が早くヤセが少ない反面、こういったトラブル発生時におけるカバーリングのしにくさがウレタン・サンディング・シーラーの難しいところなのかもしれません。

気を取り直して、みたび薄ーくしたステイン黒を塗布。

軽くサンディングして。

薄ーく希釈したステイン青を塗布しました。
トラ杢がメラメラしています。何回もやっていると段々上手になった気がします。

バックは全面サンディングするか、チヂミ部分だけサンディングしてシーラー塗布し直しにするか検討中です。
いずれにせよこれで盆休み中に完成させる予定がオワタ。。。

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