“アースタイプ”のボディ・シェイプ改造 その1

ギター製作

この記事の製作・改造・作業内容

トップボードボディ作成

改造プラン~改造開始


2018年の年末に完成したLADO EARTHタイプ。
ハイポジションが弾きやすくサウンド的にも気に入ってたんですが、やはり立ってストラップを付けた際のバランスの悪さを感じておりました。
ということで、こいつもシェイプを改造しようと思います。


ヘッドからボディエンドまで、FLOYDROSEブリッジ部を含む中央部幅100mmは温存し、サイドのウイング部を付け替えてお気に入りのVICTORYタイプのシェイプに改造します。


早速ウイング部を切断!
まずは1弦側。ここはアルダーでした。

そして、アッシュの6弦側をカット。

両ウイングのカット完了。

トップも張り替えるので、約6mm厚のカーリーメイプルをカット。

バックも張り替えます。約5mm厚のアッシュをカット。
これでボディ部分は約30mmの厚さが残りました。

ボディのエンドが足りないので端材のマホガニーで継ぎ足します。

マホガニーを接着して両側の余分なところをカット。
つなぎ目の段差をサンディングで均しています。

トップ・ボードの作業


トップに張り替えるのはバール・ポプラ。
セルビアのギター材屋さんTesla Tonewood(https://www.tonewood.rs)にネット注文して2週間ちょいで到着しました。

追跡番号でのトラッキング検索がセルビア国内でなかなか進捗せず、またコロナ禍において世界中で物流停止やモノによっては受け入れ禁止になっているものもあり、到着するまで心配しました。なんせクレジットで約2万円を支払い済なので。


普通の材木と違って木の平面方向に製材されているのと、面白い木目の部分がおいしいのか虫食いで穴になっていたりと脆い状態です。
これでちゃんとトップボードとして使用できるのか心配しながら。

タイトボンドでブックマッチ接着。
左右から接着面に圧力をかけつつ、反らないように垂直方面にも押さえつけてます。

翌日、接着完了しました。

ボディ・シェイプのテンプレートを置いて輪郭に沿って線を引きます。


線が引けました。

改めてテンプレートをポプラに貼り、線に沿ってラフカットしていきます。

カーブの部分は削りながら進めていきます。

周囲をラフカットから仕上げまで、概ねできました。

フィット感をチェックしながら指板エンドの『凹み』部分を調整します。

指板エンド部分も概ねできました。次は穴開けです。

テンプレートが貼りついたままだと作業しにくいので、ピックアップやブリッジのくり抜き部分を現物製図しました。

脆い部分にヒヤヒヤしながら、トリマーを使用してなんとか穴開けが完了。
ほぼフリーハンドでトリマーをかけています。フロント・ピックアップ穴と指板エンドの間の部分は幅が細くて脆いので宛木して作業しました。

温存スルーネック部に乗せて様子を見ます。
まぁまぁイイ感じです。
それにしてもどんな仕上がりになるのか、予想がつかない木目です。

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