スルーネックでギター製作 零号機アイスマン その15 パーツ組み込み~完成!

ギター製作

この記事の製作・改造・作業内容

最終調整

はじめてのギター製作 完成編です!

昨年の11月から構想半月、製作約3か月を経てようやく完成しました。
スルーネックのアイスマン。

ラストスパートの工程です!

ピックアップ・キャビティに導電塗料を塗っております。
結構ドロドロな感じですが水性なので若干気楽に綿棒などを使用して塗っております。

コントロール・キャビティも。それぞれ都合2回塗布しました。

ピックアップ・キャビティにはラグでアース線をつないで・・・

ピックアップはこの日の為にヤフオクで別々にゲットした旧型のEMG。
フロントがEMG85、リアにEMG81というザック・ワイルドが流行らせた定番セッティングです。

コントロール・キャビティのフタはヘッドに貼った2mm厚エボニー板の端材にアルミテープを貼って。
狭いキャビティ内に9ボルト電池も詰め込みます。ぶっといベルデンの線材が狭いスペースを圧迫しております。

これもヤフオクでゲットしたGOTOH製のペグ。

こちらはスイッチ・クラフト製のトグル・スイッチとIBANEZ純正ラバー付ノブ。
1984年製DESTROYERに付いているノブはイモネジでポットのシャフトに固定するタイプでしたが、こいつはネジ無しでねじ込むだけの仕様です。
ミリ規格のフェルナンデス製25Ωポットにぴったりでした。
コントロールはトーン無しの2VOL構成。

黒のエスカッションとゴールドのネジでセッティング!

エッチング加工した真鍮=ブラス製ロッド・カバーとGOTOH製ロック・ナット。

白蝶貝のポジション・マークを埋め込んだ漆黒のエボニー指板。
フレットはジェスカーの55090。1.4mmとちょっと高めなのが良い感じなんですよ。

ヒール部は何度も何度もサンディングしては握ってグリップを確かめた滑らかな形状でハイポジションの運指もラクラク。

ブリッジはゴールドのFLOYDROSE。これもヤフオクでゲットした中古品ですがmade in Germany刻印が無いのでフェルナンデスが正規生産していたころのヤツかも?

バックは腹の出具合を考慮して控えめなコンター。
スプリングは余ってたヤツをスタンバイしてましたが、どうにも緩いのでスカッドのパワー・スプリングに替えました。

スルーネック 自作アイスマン スペック

・スケール 648mm
・3Pメイプル・スルーネック
・指板材:エボニー 白蝶貝インレイ
・指板ラジアス:16インチ
・ボディ ウィング材:バスウッド
・フロントピックアップ EMG85
・リアピックアップ EMG81
・コントロール 2Vol トグルSW
・ブリッジ FLOYDROSE
・塗装 ラッカー マット・ブラック仕上げ

スルーネック 自作アイスマン 弾いてみました

EMG特有のコンプ感でピッキングのバラツキも適度に補正された感じで助かります。
648mmレギュラー・スケールと6弦側のツノにストラトみたいなエグレが無いためか、弦の振動をボディがしっかりと受け止めて低音もふくよかな感じがします。
フロントに切り替えた時の明るくてツヤのあるトーンが気持ち良いです。

作っている最中は、「次は何を作ろうかな・・」とか考えてましたが、こうやって完成し想像以上の完成度だと満足感に浸ってしまって違うやつを作る気が無くなりました。(今のところ)
完成した直後はプラシーボ効果かな、と思ってましたが1週間経っても最高なので、これはもう大成功と言ってもいいと思います。
もちろん塗装のアラとか色々至らない点はありますが、1本目だし工芸品を作っているわけでは無いのでねー。

この記事でやってる事

最終調整

零号機アイスマンの記事一覧

零号機アイスマンを弾いている動画付き記事

TOP