初号機モッキンバードのボディ・シェイプ改造 その2

ギター製作

この記事の製作・改造・作業内容

ざぐりトップボードボディ作成

ウイング部の製作


アイチ木材さんに発注したアフリカンマホガニーです。予め厚さ30mmにしてもらっています。
1弦側と6弦側のウイング部は、このマホガニーを使用します。
おおまかにシェイプを記入して、必要な幅を確認します。

不要になった部分をカット。

そしてハタガネで固定し、スルーネック部に接着します。まずは6弦側。
ツノの内側はウイング接着後の作業効率を考えて先にラフカットしています。

続いて1弦側も接着。
接着面は予めペーパーでなるべく平たんにしていますが、どうせ隠れてしまうので割と適当にやってます。

翌日、両ウイング部が接着出来ました。

トップボードの接着


スルーネック部と両ウイングが一体となったベース部分にメイプルのトップ板を接着します。

さらに翌日。
トップ板が接着出来ました。

ウイング部の不要部分をラフカットします。

トップ板をガイドにしてトリマーでトリミング。

バックボードの接着


こちらはウイング部をハタガネで固定中に作業していた厚さ5mmのアフリカンマホガニーです。
ウイング用マホガニーを挽き割りしてもらったヤツです。これにボディ・シェイプを鉛筆で記入して。

ラフにカットします。

ボディのバック側です。
コントロール・キャビティへのトンネルを空けて、なるべく全体を平たんにサンディングします。

そして、マホガニーのバック板を接着。

翌日、接着出来ました。

シェイプを追い込んでいきます。

色んな穴開け作業


トレモロ用の穴やコントロール・キャビティの穴を空けていきます。

ドリルやフォスナー・ビットで作業してます。


最終的にはトリマーできれいにしますが、スプリング用の穴が歪んでるし、一部ピックアップ用の穴に貫通してますね。

そんなことは気にせず、トップ面のスイッチやノブ関係の穴を微調整。
落とし込むようにトリマーで掘ってます。

続いてスプリング・ハンガーのビス穴あけです。
ドリルビットの径をいつも忘れるんですが、今回は確か4mmでやったような気がします。

コントロール・キャビティ内もスイッチ類のシャフトの長さに合わせて微妙に掘ってます。

アウトプットジャックの穴もフォスナー・ビットで掘ります。


概ね穴掘りが完了しました。
ボディ・バックの周囲をボーズ・ビットで丸めておきます。

だいぶできてきました。


ネックのヒール部分を削りながら気分転換に腹コンターをえぐりますか。
予めノコギリでラフに切れ込みを入れておきます。

で、色んなヤスリ類で仕上げます。


トップ側の肘コンターです。メイプル部分を数ミリだけ残して斜めに削ります。
これの有無が引きやすさを大幅に左右します。

仕上がってまいりました!


VICTORYタイプ1号の横で次の工程まで室内で待機。
どんな色にするか思案中。この妄想が楽しいんですよ。

現実に戻ってネック・ヒールのシェイプを追い込んでいきます。

こんなもんかな、と思いつつ数日掛けて少しづつ慎重に調整します。

この記事でやってる事

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